さっそく後日行くであろうサユーン行きの飛行機の予約と帰りのリコンファームの為に街に出る。ボチボチ街を眺めながら行くので足取りはゆっくりだ。私はこういうのんびり した旅が好きだ。空港のイエメニア航空(イエメン唯一の航空会社)のオフィスで 職員に40%割引の紹介状を書いてもらっているので心強い。
人によっては日本円にして 4~5万円を払った人も居るというのにその紹介状があれば僅か160ドルで買える 事になっていた。安心して航空会社のオフィスに行く。いくつか当たるがやはり高い。
やはり、イエメニア航空のオフィスに行かねばならないか?その時、クウェート航空の オフィスの女性は愛想も良く、親身になって相談に乗ってくれ160ドルで購入できるという事で予約をする事に。
翌日のフライトで行き、2泊して帰ってくるというパターン。 しかし往路がキャンセル待ちとなる。それ以外なら3日後のフライトで行き3泊するタイプ。
ちなみに先生は帰国が5/4(つまり4日後)で時間がない。岐阜人のY氏は3泊するなら 1泊だけして帰る便にするといった。結局、翌日のフライトで2泊できるタイプを全員キャンセル待ちをかけて、私とI氏夫婦は3日後飛び、2泊するタイプを予約した。
20時にもう一度来てくれということでリコンファームの電話をして、最初の食事を とる。みんなでチキンを丸ごと食べ会う。大勢で旅ができる時の喜びだ。全く一人の時は 少し食事時が寂しくなる時がある。
20時前。クウェート航空オフィスへ行く。やはり翌日のフライトはとれなかった。 この時点で先生はサユーン行きの道が閉ざされた。
私とI氏夫婦は3日後のフライトで 2泊するタイプの予約ができた。Y氏はもともと1泊するタイプだったが2泊するタイプに 変更したいと申し出たがすでに予約一杯だった。
とりあえず発券してもらい。宿に戻る。初夜。何という響きだろう、、、私の初夜(笑)は岐阜人のY氏と迎える事になった。
ちゃうちゃう。ハニム~ンなら初夜ともで言うだろうが私にとってはなんの変哲もない単なる旅先での初日の夜になる予定だった。
が、旅の神はちょっとした悪戯を私たちにした。
それも嬉しい悪戯を。ちょっと前にイエメン風のサウナ風呂に行った私とY氏は喉が渇いていたので、 水でも買いに行きましょか?ってみんなを誘って
先生、I氏夫婦を伴い夜の散歩も兼ねて旧市街のお菓子のような家が連なる世界遺産の街中を歩いていたら細い路地にあたり、大勢の子供達にまた囲まれました。
やがて今度は大人たちが皆こっちに いらっしゃいと手招き。誘われるまま土煉瓦作りの高層建築(7~8階建)の螺旋階段 のように巡らさられた階段を上へ上へ上がっていく。
一人なら怖くて行けないが今日は5人。 やがて日本で言うところの応接間に当たる「カートルーム」がある最上階に到達した。
熱気がこぼれている。 楽器を演奏し、手拍子が打たれ、歌が歌われている音が漏れている。
恐る恐る足を踏み入れる。
なんと、結婚式の宴会場だった。
しかし、男だけ(^^;;
さすがアラブ社会。イエメン名物カートをやってるおっちゃん、兄ちゃん、おじいちゃん。