前回の話でなんで日本人とドライバーが消えたのか?知りたい!という 要望が挙がったので少しだけ触れておきましょう。
実はシバームとコーカバンは山道で結ばれているという話をガイドブックで知っていたのでY氏を除くみんなは良ければ軽くレッキングをしたいなぁ・・・ という話をしていたものの、Y氏だけはかたくなに拒否をしていました。
実際、現地に着くとあいにくの雨。しかも私が軽い高山病のような感じで調子が おかしかったので諦めていたのですが、
Y氏だけは雨でも私たちが歩いて登ると 思っていたらしく、自分がトイレから出て来た時に出口付近に誰も居なくて、 私たちが近くの広場で写真撮影をしているのを知らずに先に歩いて登ったのだ と思い込み、車で先に山の上の町まで登ったというのが事の真相でした。
しかし、普通歩いて登るにしても上の町での待合せ時間とか場所とか決める じゃん!とI氏はお怒りのご様子でした。
女の子らしい遊びです。
こんな幻想的な旧市街もオツ。
明日は飛行機に乗って砂漠の街サユーンに行くのだ。 だから、旅の前半最終日はサナアでゆっくりのんびりしよう♪ と思っていました、、、
と・こ・ろ・が一昨日、昨日と泊まった宿はどうも環境が悪かったらしく、ダニ?にでも 噛まれたような、もしくは虫にでも刺されたような跡が手・腕に残っていて、挙げ句の果てに足のふくらはぎの辺りにまで赤いポツポツがあって、 少しカユイ。
よって、宿を変えました。さ・ら・に今まで旅して来た中で最も強烈な腹痛に見事に見舞われてしまったのです。
時に下○をもよおし、時に強烈な腹痛がやってきて、ようやく見つけた トイレに駆け込んでも巨大な爆音と共にガスが放出されるだけであったり、時にとめどなくしかし水っぽくない○○○が出たりとこの日一日私を随分振り回してくれました。
結局、今回のタイトル「のんびりサナアで休日」なんてものではなかったの でした(^^;;そんな私でも楽しむ時は楽しむゾという事で旧市街をプラプラ散歩してたら、 またしても子供たちの登場です。
「ス~ラぁ」また例の写真撮ってぇ~攻撃です。 しかし、このころは私も心得たもので写真を撮る真似だけしてみたり、少し 暗いところではフラッシュだけたいてみたりして子供たちを騙したりしました。
また、彼らを欺くために私はそれまで彼らが遊んでいたサッカーボールを 奪い取りました。その瞬間、ミニサッカーゲームのホイッスルが鳴りました。
「ピピーーーーー(と心の中で)」開始直後から壮絶なボールの奪い合い!という訳でなく何とも 張り合いのない子供たち。
パスされるのをじっと待っています。これが1月に 行ったヴェトナムだったら、スライディングはしてくるわ、どさくさに紛れて ケリを入れてくるクソ坊主がいるわで大変なのですが、大人しい パスの回しあいというイエメンスタイルの子供サッカーで終始落ち着いたもの。
逆に私が飽きてしまってその場を去るというのが多々ありました。
そして今夜は先生の最後の夜。別れを惜しみつつイエメン人しかいないような 店に入り晩餐。
これが大正解!めちゃ美味い!めちゃ安い!
おまけに厨房で ホブズ(イエメンのパン)を作るのを体験させてくれたのです。
といっても型どられたパンに焼きやすいように小さな穴を開けるという作業だけ でしたが、、、(^^;
あとは釜にパンをひっつけるところもするか?って言われましたがヤケドが 怖くてそれは辞退しました。
でも、なかなか体験できないこともできたし、 いい夜でした。明日からは砂漠へ移動です。いよいよ、砂漠の摩天楼の街シバーム・ワディハダラマートとの対面です。