リコンファーム、、、、
リコンファーム—めんどっちくても避けては通れない儀式
私はこのネパール旅行は初めてSQ(シンガポール航空)を利用しました。 エコノミークラスでもパーソナルテレビはあるわ、ゲームができるわ、 飯は美味いわ、映画も独り占めで見れるわ・・・ということで すっかり有頂天になって気分はもうビジネスクラス乗客気分。
いつもなら行きの飛行機の中で到着国の首都にある航空会社の連絡先をメモって、リコンファームに備える私でしたが、浮かれた私はすっかり その作業を忘れていました(^^;;
ここで、リコンファームって何?って人に一言解説
予約したフライトについて私はちゃんと乗りますよ♪って予約の 再確認(リコンファームといいます)をする事です。
大抵、私は電話で済ませますが、心配なときはその航空会社の現地 オフィスに行って、航空券を見せて「リコンファーム、ぷりぃ~ず」 って言って、コンピュータにカタカタと何か入力してもらって完了。
これを忘れると予約したフライトに乗れないことがある。
で、私はネパール入国後もすっかり旅に出れた嬉しさですっかりこの儀式? の事を忘れていました。
ここで登場するのが先ほどのタツジンです。 「リコンファームした?」彼の一言で私は夢からようやく目覚め? 事の重大さに気付きました。
もしちゃんと帰国できなければ、仕事に大きな穴があく・・・ でも翌日から違う街に行く私。今日はもうリコンファームに行く間がない。
かといって日程をずらすこともできない。 タツジンは「旅行代理店に頼む?お金取られるかもしれないけど、 私の知ってるところなら紹介するけど、、、」と。
お金はかかってもそんなに構わないが、チケット預けてそのまま航空券が 戻ってこないのも嫌やし、次の街から電話でリコンファームするにしても 電話事情の悪いネパールのこと、もしつながらなかったらそれこそ大変。
全幅の信頼がおけない代理店。なぜならその代理店の人は日本語ペラペラ あやしい・・・。 かなり、悩んだ。そのうちネパール恒例の定期停電タイム。 人びとは慣れた手つきでロウソクに火をともし、何事もなかったように それまでの作業の続きを始めた。 私はこの停電で更に心が沈んだ、、、
預けたら航空券がなくなるかもしれない、でもタツジンが紹介してくれた からきっと大丈夫だろう。ここで決断せずに次の街に行ってこの儀式に 失敗したらきっと私は予定通りには帰国できない。 いろんな考えが頭を過る。
・・・
私はタツジンに賭けることにした。 そうして、私は疑うという大変失礼なことをしたが、結果的にちゃんと リコンファームをしてもらえたし、タツジンの知り合いということで 代金も取られず、ポカラでは楽しいトレッキングもできネパール旅の目的を 果たし、いい思い出を作ることができた。
これもひとえにタツジンのお陰。アリガト、タツジン!
数日前(平成11年11月某日)、タツジンからE-mailが届いた。 元気にしているが、そろそろお金が尽きそうなので帰国して働くつもり らしい。
私は日本のこの不況を伝えるべきかどうか悩んでいる。