どんぶり勘定(ブルガリア編)

ブルガリアをはじめとして南スラブ系の民族性として挙げられるのは おそらくその物事の曖昧さだと思います。

なぜかと言うと何か買い物をする時、こっちとしては きちんとお釣りが欲しいのに小銭だとよこさないし、それが当たり前になっていて誰も避難しない。

請求したら非常にいやな顔をされるし、小銭が無いからといって適当に売れ残っている駄菓子を 私によこしてこれで我慢しなさいという風に促すからだ。

そして仕方ないので私はそれを受け取る。

しかし、いつまでも相手の言いなりになってはいけないと思ったとき私に妙案が浮かびました。 この習慣を逆手に取ればこっちは必ず得をするというやつです。

つまり、少しだけ多めに払うのでなく いっそのこと、あと少し金額が足りないと言うとき、敢えて大きな札を少し混ぜて払おうとすると、 彼らが逆にもうそれくらい少額ならいらない、まけとくからその札を引っ込めなさいと言わしめる 方法です。

どんぶり勘定を逆手にとってこれで旅費を少しでも浮かすわけです。旅の知恵と言えば 知恵でもあるし、それで彼らの習慣の一つをそのメカニズムだけでも理解したことになるのです。

これが旅をしていてその国の庶民レベルまで入り込めたという満足感にもつながる気がします。

写真はロシア正教の一派?ブルガリア正教の教会で、非常に美しい 教会です。

本当に信心深いであろう人たちが朝早くから礼拝に訪れ、中には出勤前のサラリーマンも いました。

そして教会の偉い人に相談にのってもらっているのか?問答をその人としている人、 説法(この世界でどう言うのか分からないが)を聞いている人、など様々。

この写真を撮ったときは 美しい風景に出会えたすがすがしい朝でした。


ブルガリアの「ダー(YES)」と「ネー(NO)」


既にガイドブック等でご存知の方もいらっしゃるでしょうが、 ブルガリアにおける「ダー(YES)」と「ネー(NO)」のジェスチャーは他の国と異にしています。


具体的には「ダー(YES)」と言いながら、首を 横に振り、 「ネー(NO)」と言いながら、首を縦に振る変わった習慣があるのです。

本で予め得ていた知識があったのですが、あまりにも不安だったため、英語を話せる人を 捕まえて聞いてみました。


”ブルガリアの人々は「ダー」と言うとき首を横に振りますね?”

その人が答えて曰く「ダー(YES)」 ・・・・

しかし、首は横に振っている。えー??分からん!

混乱するー。もう一度同じ事を聞く。

今度は笑いながら「YES!」そして、肝心の首はこっくりと縦に。


ひょっとしてからかわれた??

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